2011年2月17日木曜日

ゼミの楽しさ

皆さん今日は、3期生の秋吉です。

入ゼミに向けての勉強等は順調でしょうか。

今現在私は3年生の春の風物詩とも言われる就職活動に精を出している毎日なのですが,
正直今ゼミでのディスカッションが懐かしくなっている状態です。
何故かというと就職活動中に行わなければならないグループディスカッションが本当に不完全燃焼である為です。

原因は4つ

①時間がとても短い(30分とか)
②トピックがとても曖昧(日本の世界での取るべきリーダーシップとか)
③アカデミックな話が全く出てこない
④皆が殺伐としている

という状態の為,いつも何かしらすっきりしません。

従って今回は、前期のゼミで楽しかったなあと思った事を思い返してみて,
”このゼミで勉強する事の楽しさ”なんてものを少し私なりに書いてみようと思います。

(1)ディスカッション(本ゼミ)

上記で私が挙げた4点の対極にあるといえるのが三橋ゼミのディスカッションです。
良い例が古典文献を通してのディスカッションです。
流れとしては、
事前課題で疑問点や、発展性等をレポートにして持参

本ゼミで担当者がプレゼンを準備して授業を進める

授業内でグループに分かれてのディスカッション若しくは全体ディスカッション
というものです。

ここで、上記で挙げた4点についての三橋ゼミでの状態を見てみましょう。

①時間は1時間半とたっぷりあるので、急かされず,気になる点はとことん話し合う事が出来ます
②皆が知識を共有しているので,具体的なトピックを扱う事が出来,より深い議論が出来ます
③扱った古典文献は後世に残る素晴らしいもの(ドラッカー,マズロー,マックス・ウェーバーなど)ばかりであり発展性の高いものが多く,理論的な話が出来るため、論理的思考力を鍛える絶好のチャンスです
④皆が学びたい気持ちを持っており,且つ人の意見を大切にする人達ですので,議論が白熱する中でも和気あいあいとした雰囲気を保っているというベストな環境を創り上げています

毎週の本ゼミで私たちは上記のような大変有意義で楽しいディスカッションを行っています。
これが1つ目のゼミの楽しさです。

(2)論文の精読

皆さん恐らく、英語の論文を読むと聞いたら
”エグイ”"面倒くさい"”面白いわけがない”と感じるでしょう。
それが最初は普通の反応です。
たまには”論文読むのが趣味なんです”という強者もいますが、おそらく一握りの中の一つまみくらいでしょう。
実際私も、組織生態論の論文を読めと言われ、1本目を読んだときそういった普通の反応を示しました。

しかし、2本,3本と同じ分野の論文を読んでいく内に,理解も早くなり、発展性を考える事ができるようになりました。
こうなればしめたものです。4,5本目になると,既存知識と新知識が脳内で融合し、そこから様々な気づきや新たな疑問が
生まれる様になり,知的興奮を味わう事が出来る様になるのです。
人間の脳ってのは同じ分野の知識を与え続けると、そこに1つのフィールドを創り出し,その中で知識をひねったり加えたりして
新たな考えを創造する事が出来る様になるのだろうと今勝手に考えています。
又,より面白い事に,その発展した知識というのは自らの脳内に留まり易く,ふとした機会に、全く違う分野の知識に出会った時に
その知識と繋がり,新たな発見を得られる事が在るのです。

少し話がマニアックになりましたが,こういう知的な喜びが味わえるのはおそらくこのゼミだからこそでしょう。

これを読んで,わけわかんなかったり共感できなかったりとまあ反応は色々あるとは思いますが,
まあとにかく、楽しいという事が分かって頂けると有り難いです。


というわけで、皆さん,4月から一緒に楽しみましょうね♬