2010年11月18日木曜日

ゼミと留学

2年生の皆さん,初めまして。
夏にスウェーデンから舞い戻り,現在3期生として活動を再開した秋吉です。
初めてという事で自由に書いて良いらしいので留学とゼミの兼ね合いについて一筆認めようと思います。

私は2009年度に三橋研究会に入会し,その時点でもう既に留学が決定していました。
前期は苦手な統計学に追われ,先生の企業分析の授業に奮闘し,他のゼミ員がさあ三田論に取りかかろう!!という正にその瞬間に日本を旅立ちました。

ここではスウェーデンについての生活については詳しく述べない事にします(もし留学に興味のある方がいればご連絡頂ければ色々とお話しします)。人生で一番最高とも言える素晴らしい一年間を送る事が出来たということだけ述べておく事にしましょう。

さて,帰国後。

やはり一年も経てばやりたい事も変わるし,又留学後チャンスも広がったため,ゼミにもう一度戻るべきか否かと真剣に悩みました。人間は常に選択の場合どちらかに偏っていると言いますが,今回の場合は完全に五分五分の確率で,その狭間で揺れていました。

そんな折に,先生にご挨拶に行く機会があり,一年ぶりに先生を訪ねました。
私の揺れ動く感情を正直に伝えた所,やめたらもう二度と戻って来れない為,迷う気持ちがあるのであれば何回か来てみれば良いとの助言を受け,一年ぶりにゼミを訪れてみる事にしました。(その割にしっかり課題と三田論テーマについてのプレゼンは課されましたが笑)

夏の3日間のゼミ合宿に参加。
懐かしさを感じるとともに,同期の成長した姿に一年間の勉学の成果を感じました。
といっても私はひねくれ者なので,それから1ヶ月位はまだ心の中にぷすぷすとやめるべきかどうかという懸念が燻っていましたが。

しかしやはり回を重ねるごとに,”本気で議論する事の面白さ””頭をフル回転させる事の充実感””他のゼミ生からの刺激”というものが私の中で無くてはならないものとなり,自然とここで頑張って行こうと思えるように最近では思考が定着してました。インゼミなど行うと,逆にゼミ員の論文の凄さを実感する結果となったのも1つの要因でしょう。
又,ここまでゼミ員に対して情熱を注げる教授というのは早々いないと私は真剣に思います。三田論の結果を出す為に夜10時頃まで指導をする熱心さ,課題に対し次の日に正確な建設的コメントを返す迅速さは通常ではあり得ないでしょう。又,そんな教育者の元で学べる機会がこの先あるかどうかも定かではないと判断し,ゼミ継続の確定要因としました。


私はゼミ→留学→ゼミというルートは自分の学習に置いてもゼミにとっても最も良いルートであると勝手ながら信じています。何故なら,留学先で学んだ事を活用し,自分の興味のある事をゼミで発展させられ,又ゼミ内に違った観点を持ち込めるからです。みんながみんな同じ考え方をしたら議論は白熱しないし,より深い考察も出来ません。”人と違った視点”というのは目紛しく変化するこの時代に必要不可欠なものです。
これは私が三田論で扱ったダイバーシティにおける議論点の1つです。皆に引かれるくらい熱く語れます。三田祭期間中,12時〜14時まで展示ブースに居るので興味があれば是非お立ち寄りください。

それでは長文失礼致しました。

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