2010年12月16日木曜日

学生の方々の活躍(三橋)

三橋です。本日見学に来られた方がおられましたが,お疲れ様でした。あまり2年生向けの内容になっていませんが,普段のゼミの雰囲気を知るには,特別に用意された内容よりも,よいのではないかと考えています。

来られた方は感じたかもしれませんが,ゼミ生は非常に優秀です。

元々優秀な人も何人かいると思いますが,ほとんどの人はそうでなかったと思います。そういう人が,たくさんの課題をなんとかこなして,苦手な英語の論文もドヤされながら読み切って,徹夜,徹夜で,ひぃーひぃー泣きながらやってきて,なんとかやってきてくれます。私も,励ましたり,なだめたり,脅かしたりして,なんとかやってきてもらえるように工夫します。そして,普通だった方々が,ゼミでの勉強を通じて一丁前のことを言い始めたり,私の考えにダメ出ししてくれたりすると,私は自分がするべき仕事ができたぞ!,とちょっとうれしく思います。

今年も多くの学生が活躍してくれています。商学部の論文賞に何人かの方が応募されたのですが,4年生の羽田野さん,3年生の楠瀬・倉富・山本さんチーム,石光・濱野・平泉さんのチーム,で3つの論文が採択決定となりました。(もう1つのチームもがんばっています。)

昨日までマカオで開催された,アジア経営学会に行っていました。そこで,一緒にやっている院生のミンさんが,最優秀学生論文賞を獲得しました。ミンさんも,ともかく頑張って,努力を続けることで論文を書き,取った賞なので,私もとてもうれしかったですし,いい学生に恵まれたありがたみを感じました。

賞を取りたいというレベルのやる気がある方に来てもらいたい,という気持ちはありますが,賞は努力と実力だけでは取れません。研究には,ある程度の運もあると思っています。また,研究の目的は,賞を取ることではなく,体系の中でオリジナルの発見をすることにあります。ただ,頑張ったことが一つの形になるのは励みになることだと思いますし,頑張らないと面白くない,得られるものが少ないとも考えています。

このような学生の方々の活躍を目の当たりにし,多いに刺激を受けました。私も,こういう人たちが「ゲッ」と思うような研究をしなければいけませんね。

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