2011年3月5日土曜日

1年前と今

こんばんは、企画係兼OB係の伊藤友篤です!
もう3月、商学部の入ゼミの季節ですね。昨年の今頃、友達と夜通しで鉄拳(PSのゲーム)をやりながら「あー、レポートやばいなぁ…。」なんて思っていたのが懐かしいです。

レポート、悩みますよね。
私自身、とにかくレポートには悩みました。テーマは幅広い(昨年は「『非常識な経営学』とは何か、論ぜよ。」というテーマでした)。どのくらい書くのかわからない。そして何より、私は文章を書くのがかなり苦手だったのです。中学生の作文の時間で60分間に2文しか書けなかったくらいです。

そんな私でしたが期限直前に何とか提出しました。「悩んでないで書いちゃおう!」という意識で、拙い文章を繋げ繋げ5000文字程度書きました。内容は、「オープンビジネスモデル」という、「自社内で死蔵された特許を保護するのではなく、積極的に市場取引することで更なるイノベーションを生み出し、競争優位性を手に入れる」というビジネスモデルは、その特性からどのような業界において有効なのか、「イノベーションの解」という本を引用して論じたものでした。
論理性もなくただ文字を多く書いて完成させたようなレポートですが、なんせ5000文字も書いた経験がなかったので、「結構自分頑張ったし、良い感じなんじゃない?」と得意げになっていたのを覚えています。まぁ、先生との面接で思いっきり駄目出しされてそんな気分も軽く吹っ飛びましたが。
先ほど内容を確認しましたが…うん、酷い。内容は「オープンビジネスモデル」の説明ばかりだし、「イノベーションの解」で提唱されていた概念はいまいち理解しきれていないのか抽象的でふわふわした結論だし、論理に飛躍はあるし…。

ただ、このように振り返れるということは成長の証でしょうね。4期生となる皆さんも、来年の今頃は同じ心境を持つと思います。確実に。どんなに現時点で最高のレポート書こうとも。三橋ゼミはそれくらい自己成長ができるフィールドですよ!



さてさて、今年のレポートテーマは
(1)あなたが関心のあることについて熱く語って下さい。
(2)それら関心のあることを経営学ないし経営学に結び付けて論じて下さい。
ということで、自由なだけにテーマが広くて難しそうですね。

私が今年のテーマで書くとしたら…
「日本男子バレー復活への道」というタイトルで行こうと思います。関心のあることとして、高校から続けているバレーボールを題材にします。

(1)では世界男子バレーの趨勢について、70年代以前のソ連と日本、80年代のアメリカ、90年代のイタリア、そして現在のブラジル全盛期、この一連の流れを熱く語ります。同時に80年代以降凋落した日本男子バレーの現状についても熱く語ります。
(2)では日本に注目して、「日本の強さの要因は何だったのか。」「なぜ凋落したか。」「強くなるための自分なりの提案」という流れで、資源ベース論やナレッジマネジメントの観点から分析し、最後になんらかの提案をしようと思います。
少し書くと…

かつての日本の強さの源泉は「スピード」であった。「高さ」と「パワー」は勝負できないため、日本はテクニックを最大限に生かすスピードバレーに資源を集中させた。このスピードバレーのノウハウは組織内で共有され洗練され、他国には非常に模倣困難な資源となっていた。しかし日本の指導者の流出によって、他国の模倣困難性が解消され、「高さ」や「パワー」の資源を持たない日本の競争優位を失った。

といった感じでしょうか!提案が全く浮かんでいないので現時点では分析のみに止まっていますが。「So what?レポート」ですね。

スポーツに関心がある人の場合、似たようなテーマを選んで書いているかもしれませんね。でも大丈夫です。もし仮に被っていたとしても、結論は人それぞれ全く異なるはずです。思い切って自分らしくレポートを書いてくださいね。みなさんのレポートを楽しみにしています!

0 件のコメント:

コメントを投稿